りんごは、西南アジアからコーカサス地方にかけての地域を原産地とし、ここから西はヨーロッパ、東は中国へ伝わったとされています。ヨーロッパにおける栽培の歴史は、紀元前にまでさかのぼるといわれ、16世紀には栽培技術も普及し、品種改良も進められていました。その後、移住の人々とともにアメリカへ渡り、その風土の中でさらに品種をふやしていきました。一方、中国へ伝わったりんごは鎌倉時代以前に日本に渡り、「ワリンゴ」と呼ばれてますが、食用として広く栽培されるにはいたりませんでした。現在私たちが食べているりんごは、明治初期、開拓使によってアメリカから伝えられました。それから百年余り、日本の地に根をおろしたりんごは次々と新しい実を結んでいます。
世界のりんご
日本のりんご
板柳のりんご