アメリカシロヒトリの発生時期は気象条件等によっても変わりますが、6月上旬から7月中旬(一化期)にかけてと、8月上旬から9月中旬(二化期)にかけての年2回発生します。主にサクラ、ヤナギ、ミズキ、プラタナスなどの落葉広葉樹に寄生します。
アメリカシロヒトリには毒がないので、人体に害を及ぼしませんが、空き家の庭などから分散したアメリカシロヒトリが隣家に移り、トラブルの原因にもなる場合もあります。
被害拡大を防ぐためには、早期の発見と駆除がとても大切です。個人所有の樹木は個人の責任で対応をお願いしていますが、地域ぐるみで共同防除することが効果的です。近所で声を掛け合い、駆除するようにしましょう。
駆除方法
◆巣網(クモの巣状)の中にいる場合
その枝ごと切り落とし踏みつぶした後、ゴミ袋に入れ、「燃やせるごみ」の日に出してください。この時に防除できるのが一番効果的なので、2日に1回程度、庭木の葉の観察を心掛けましょう。
◆幼虫が単独で行動している場合
市販の薬剤を散布します。トレボン乳剤、スミチオン系がよく効きます。薬剤の使用方法などに関しては、販売店にお問い合わせください。
※薬剤を散布する場合は、近所の方に声を掛け、風向きや通行人、洗濯物を干していないか等の確認をし、トラブルが起こらないようにしましょう。
※帽子、防護メガネ、防護マスク、ゴム手袋などを着用し、肌を露出しないようにしましょう。
※町では、各家庭の害虫駆除作業は行っておりません。ご家庭での駆除が難しい場合、タウンページ等で探し、駆除業者へ依頼願います。
【問合せ先】役場町民生活課環境係(内線105,106)